2017年11月23日木曜日

     11月18日 損保9条の会 第14回講演会に参加して
 
私も、自分のためではなく、次の世代のため未来のため、生活のなかで個人の意思として運動を拡げていきたい!     
          ~損保9条の会 中野 晃一さんの講演に感銘
                                                    

                     佐藤 千佳

14回損保9条の会の講演会「主権者が行動しつくる新しい政治」は、何かワクワクする事がありそうと楽しみにしていました。 講師がなんてったって魅力があります。「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」 などの呼びかけ人で、政治学の教授の中野晃一さん、今回の講演を聴いてとっても励まされました。
参議院選挙に続き、総選挙も野党と市民の共闘は良い方向にいくと期待していたところ、びっくりすることが起こりました。9/26に民進党含め4 野党と市民連合は、安保法制廃止、9条改憲反対など7項目の政策合意を交わしています。「さすが!」と思っていたところ、ナント2日後に民進党前原代表は、安保法制容認、改憲推進の希望の党と合流することにしたと。(この事みなさん忘れないようにしてください!市民と政党のキチンとした約束ですよ)もう、どうなるんだろうとやきもきしていました。いろいろありながら、立憲野党は市民との共闘を大切にしてくれました。
中野講師は、過去2000年からの衆議院選挙結果を、数字で私たちにわかりやすいように分析してくれました。事実を笑いを誘いながら、わかりやすく。特に2012年民主党から、政権奪還した時の自民党の比例区の絶対得票率(全有権者の中で自民党に投票した比率)はたったの16%、中野講師いわく、これは6人に1人が投票したものだと。ちなみに消費税の先送りを問う訳の分からない2014年は17%でした。
開票前からマスコミは自民党圧勝予想だった2017年はどうだったのでしょうか? 結果は17.3%で、実態のない勝利。確かに安倍首相はTVでも嬉しい顔はしていなかったですよね。
2017年選挙結果は、議席をみれば自公の圧勝で残念と思っていましたが、立憲野党と市民連合の共闘をみてきた中野講師の分析はキラッと輝いています。
◆ 自民公明 313  ⇒小選挙区制度の悪害による自民勝利、これまで全勝だっ
  た公明党の危機感
◆ 非自民保守政党(希望維新) 61  ⇒保守2大政党が驚く早さで失速
 (ホント早かった!)
◆ 中道左派 (立憲民主・社民・日本共産党・無所属) 90 ⇒安倍政権への
  反撃の余地がある
そして次の言葉で私達を励ましてくれました。「自分のためではなく、次の世代のため未来のため、生活のなかで個人の意思として運動が拡がっています」「あきらめないことが大事」「私達はいつも怒っているけど、運動では笑いたい、今未来に向かい種を撒きたい」「野党共闘は進化するべき」
中野講師は、改憲の発議をさせないことだが、憲法をどう変えようとしているのか伝える事が大事としながら、合わせて「なんかアベさんイヤな感じ」を広めましょうと。
そう言えば、2015年安保法制反対の国会前のSEALDsのコールは、「憲法守れ」「平和を守れ」「安倍はやめろ」と「なんか自民党感じ悪いよね~」でした。
それぞれの生活の場で、「安倍9 条改憲 NO!憲法を生かす全国統一 3000万人署名を集めましょうと声かけしてくれた中野講師は、「これから子供を迎えに行くんです」と、正に生活の場での講義でした。
最後に、今回の講演会を多くの方々に知らせ、参加目標をやりとげてイキイキしている、損保9条の会あいおい、そして、あいおい損保職場革新懇のメンバー、ありがとうございました。
                       (2017年11月23日)

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