2019年8月11日日曜日


           9条の会が声明       

  参議院選挙後の新たな改憲情勢を迎えて
           
 参院選を経て、安倍改憲をめぐる情勢は新たな局面に入りました。2017年5月3日の改憲提言以来、自民党は衆参両院における改憲勢力3分の2という状況に乗じて改憲を強行しようとさまざまな策動を繰り返してきましたが、その後2年にわたり市民の運動とそれを背にした野党の頑張りによって改憲発議はおろか改憲案の憲法審査会への提示すらできませんでした。そして迎えた参院選において、改憲勢力は発議に必要な3分の2を維持することに失敗したのです。
 
 3分の2を阻止した直接の要因は、市民と野党の共闘が、「安倍政権による改憲」反対、安保法制廃止をはじめ13の共通政策を掲げて32の一人区全てで共闘し、奮闘したことです。また、安倍9条改憲NO! 全国市民アクション、九条の会が、3000万署名を掲げ戸別訪問や駅頭、大学門前でのスタンディングなど草の根からの運動を粘り強く続けることで、安倍改憲に反対する国民世論を形成・拡大する上で大きな役割を果たしたことも明らかです。
 
 しかし、安倍首相は任期中の改憲をあきらめていません。それどころか首相は、直後の記者会見において「(改憲論議については)少なくとも議論すべきだという国民の審判は下った」と述べて改憲発議に邁進する意欲を公言しています。これは、安倍首相一流のウソを本当のように言うもので、参院選の期間中もその後も、「安倍政権下での改憲」に反対の世論は多数を占め、改憲勢力が3分の2をとれなかったことこそが真実です。
 
 ところが、安倍首相は、自民党案にこだわらないと強調することで、野党の取り込みをはかり3分の2の回復を目指すなど、あらゆる形で改憲強行をはかろうとしています。
 安倍9条改憲を急がせる圧力も増大しています。アメリカは、イランとの核合意から一方的に離脱し挑発を繰り返した結果、中東地域での戦争の危険が高まっています。トランプ政権はイランとの軍事対決をはかるべく有志連合をよびかけ、日本に対しても参加の圧力を加えていますこうしたアメリカの戦争への武力による加担こそ、安倍政権が安保法制を強行した目的であり、そして安倍9条改憲のねらいにほかなりません。辺野古新基地建設への固執、常軌を逸したイージスアショア配備強行の動きも9条破壊の先取りです。
 
 6年半を越える安倍政治への不信とあきらめから、投票率が50%を割る事態が生まれています。この民主主義の危機を克服し再生するためにも、市民一人一人の草の根からの決起が求められています。参院選で3分の2を阻んだ市民の運動に確信をもち、安倍9条改憲NO! の3000万署名をさらに推進し、広範な人々と共同して草の根から、9条改憲の危険性を訴える宣伝と対話の活動を強めましょう。
 同時に、どんな口実であろうと自衛隊の有志連合への参加・自衛隊の海外派兵、さらなる軍事力の増強を許さない闘いを、安保法制の全面発動、実質的な9条破壊を許さない闘いとして取り組みましょう。

                       2019年7月29日
                               9条の会

2019年7月23日火曜日

              2019年 参院選の結果

改憲勢力の3分の2を打破
 引き続き立憲主義・平和国家を守る運動の強化を
           市民連合が声明


 
 今回の参議院選挙では、投票率が24年ぶりに50%を割りました。これは日本の民主政治にとって、深刻な問題です。政治に対するあきらめや無力感を克服することは、党派を超えた課題です。この選挙では、多くの地域で市民と野党の共闘が実現しました。そして、32の1人区で10議席を獲得できました。また、改憲勢力の3分の2を打破することができました。自民党が現有議席を確保できず、参議院における単独過半数を失ったことにかんがみても、憲法改正を訴えた安倍晋三首相の路線が否定されたということができます。これは、日本の立憲主義と民主主義について危機感を燃やした市民と野党の頑張りの賜物です。この選挙に取り組んだすべての市民の努力に心から感謝したいと思います。
 残念ながら、安倍政権はさらに継続することとなりました。憲法改正の動きは一応頓挫しましたが、安倍自民党はこれから様々な形で憲法改正にむけた揺さぶりをかけてくることが予想されます。私たちは、引き続き立憲主義と平和国家を守るために運動を続けなければなりません。
 
 この参議院選挙で野党共闘が一定の成果を上げたことをふまえ、次の衆議院総選挙に向けたさらなる協力を作り出すことが求められます。政権構想の深化と選挙協力体制の構築のために、市民と野党の対話、協力を続けていきたいと考えます。
                            
                               2019年7月22日
             安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合

2019年6月9日日曜日

      安倍9条改憲を止める道を探る
公明党重鎮・漆原氏と
       市民有志が意見交換会

鈴木国夫(「つながる市民@東京」共同代表)の個人としての報告と意見です。
1. 安倍9条改憲阻止のために、従来の枠を超えた共闘が必要と考え、5/30に市民有志が、漆原良夫公明党顧問(衆議院議員7期、2017年まで公明党中央幹事会会長)と意見交換会を開きました。市民有志は12名(目黒、世田谷、中野、板橋、江戸川、千葉)、公明党からは川原口杉並区議も来られ、他にギャラリーとして来られた方々(個人として非公式)も含めて総勢20名で初の意見交換会となりました。(写真上、右が漆原良夫氏、左が鈴木国夫氏)
2. 従来、公明党の事をほとんど知らない市民側としては、漆原さんの「間違った政治によって、膨大な犠牲者を出した戦争の反省の上に平和憲法が出来た。9条を変えてはならん」という信念表明には新鮮な驚きがありました。「それなら何故、イラク派兵に賛成したのですか」という質問に対して、あの時は連立を掛けて(離脱も含めて)党内で大激論の苦悩と、自民党とのギリギリの折衝があっての選択だったと語られました。私達には出てきた結論しか見えないので、公明党は単なる自民党の補完勢力であると平板に見て、既定事実であると諦めがちですが、このお話から幾つかのヒントが得られました。
 () 公明党中枢も一枚岩ではなく、内部では様々な意見がある。
 () ということは、支持者や世間からの声の大きさが方針に反映する要素があり、下から運動することに大いに意味がある。組織政党は上位下達になりがちで、末端の人はいい人だが、上の方針を無理に伝達しているように見受けられることがある。そうではなくて、末端の人こそ世論を受け止め、自分の頭で考え、上に意見を言うべきで、それが市民にとっても、政党の発展にとっても大事(そうしないと衰退する)と発想転換すべきではないか。そのように外から働きかければ、実はそう思っていたという人も結構いるのではないか。参加者からは、沖縄の集会で、玉木デニー候補を応援する創価学会員と出会って、下からの変化に感激した話も出されました。 
3. 漆原さんは、「自民党と連立しているのであって、安倍さんと連立しているのではない」と強調されました。旧来の自民党政治からも逸脱した、モリカケ、改竄問題などへの批判は与党内でもかなりあるようです。漆原さんは、与党内にいることが自己目的ではなく、暴走を止めるブレーキ役として与党内にいることが政治の安定に役立つと判断していると述べられました。
4.
 「9条改憲を許してはならない、これは公明党の存在の根幹、生命線にかかわる問題である」との漆原さんのご発言は大変心強いものでした。参加者からの「そもそも自民党に多数議席をとらせなければ、改憲発議はできない。公明党が本気で9条改憲に反対ならば、選挙協力しないと宣言すればよい」とのストレートな意見に対しては、「承っておきます」とのご回答でした。党内でも様々な議論があるとは思いますが、この分かり易い方針で自民党の慎重派も巻き込んで9条改憲阻止ができたならば、公明党の存在価値が光るのではないかと思いました。
5. 今回は、なにせ初めての野心的試みだったので、かなり慎重に下記のルールで開催しました。
(
)全員個人の資格での参加とする。(ちなみに私鈴木は、「市民連合 めぐろ・せたがや」、「市民と野党をつなぐ会@東京」の運営委員会、「99%のための経済政策フォーラム」の運営委員会に事前報告をしていますが、組織としての承諾は求めていません)
(
)それでも今後どんな展開になるか分からないので、個人とは云え、ギャラリーも含めて、どの組織の人が来たかは公表しない。氏名公表するのは前列に座った下記3名とする。鈴木国夫(世田谷)、松井奈穂(中野)、岡本達思(板橋)。
(
)内容報告、意見、写真は、各自それぞれ自由に公開してよいものとする。上記以外の参加者が自分も参加したと名乗ってSNS等に公開することは構わないし、推奨する。
6.
 とても有意
義な意見交換会でした。(どの党もですが)公明党の方々に対しても、先入観で決めつけるのではなく、上からも下からも対話することが大切であることが改めて分かりました。この報告文を各地域でご活用ください。
(「つながる市民@東京」のHP・東京革新懇mailfaxニュースNO908より

2019年2月19日火曜日

あいおい損保・西武・全日空職場革新懇共同企画 
 「労働者の命と生活が守られてこそ、企業の社会的責任が発揮できる」第二弾
    命と平和が宝 ~ みんなで考える
2月15日(金) 東京豊島区大塚のラパスホールにて、18時30分から20時45分まで、開催しました。さまざまな分野から60名を超える参加となりました。

◆ 過労死のない社会、それが私たちの願いです
   ~東京過労死を考える家族の会 過労死遺児交流会 代表 渡辺しのぶさん

2000年6月、電機メーカーに勤務していた夫(40歳)を突然、過労死(脳溢血)で亡くしました。
・夫は大学では、水力・火力・原子力に頼らない新エネルギー発電の研究をしていました。技術者として電機メーカーに就職、会社では新しい発電技術をアメリカから導入するための日本では初めてのプロジェクトに従事していました。
・朝6時半の家を出て、夜10時半まで会社、帰りは終電、帰宅は日付が変わってから。土曜も出勤、日曜日もパワーポイントなど翌日のための資料作り。一週間当たりの残業時間は30,45時間、いくら働いても仕事が終わらないのでした。
.その日は出張で直帰で自宅に戻りました。3歳と10歳の娘に絵本を読んでいるとき突然意識を失いました。救急車を呼ぶも手遅れでした。私に代わって救急に連絡した長女は「もっと早く救急車を呼べば・・」と自分を責め、しばらく不登校になりました。
・会社の上司に「これだけ働いていたので過労死ですよね」と聞きました。「みんな、同じように働いています。ご主人だけ亡くなったのです」「弁護士とも相談したが過労死ではありません」これが会社の回答でした。え!夫が悪いというの?あれだけ頑張って働いていたのに。とても許せませんでした。
・しかし、労災の申請、認定のための手続きにはたくさんの労苦が伴います。働きすぎが原因で亡くなったときは、遺族が申請することになりますが、労働実態や労働時間を調べることがとても難しいのです。「裁量労働」制のために、会社には労働時間の記録もないのです。したがって労災申請もできない人がたくさんいます。
・労災認定されても亡くなった人は戻ってきません。母子家庭となります。労災と認められるまでの労力により病気になったり、うつ病になったり。何よりも残された子供が過労死をなかなか受け入れられない、不登校、家庭内暴力など「過労死遺児」たちに与える問題は本当に深刻です。
・厚労省の「過労死白書」での脳・心臓疾患による労災件数、精神疾患による労災件数ともに増加傾向にあります。特に近年は若い人の労災被災者が増加しています。長時間労働・パワハラ・モラハラで身体も心も壊れているのです。
・先の「働き方改革」の国会では、政府の企画業務型裁量労働制の対象業務の追加法案は取り下げさせましたが、さらなる過労死を招くであろう「高度プロフェショナル制度」は2019年4月施行となりました。
・過労死は人災です。家族会はこれまで、衆参公聴会での発言、官邸前座り込み、国会前行動など様々な反対行動を行ってきています。過労死のない社会、それが私たちの願いです。「過労死遺児」を二度出してはなりません。
・皆さんからのお問い合わせはぜひお近くの家族の会にお寄せください。
  東京過労死を考える家族の会(東京駿河台法律事務所 03-3234-9143)
  神奈川過労死を考える家族の会(神奈川総合法律事務所 045-222-4401)
  過労死家族の会ホームページ →全国過労死家族の会   

講演で使用されたパワーポイントは、こちらでご覧になれます。
 こちらをクリックしてください → パワーポイント 16コマ

◆ "人権を大事にするコスタリカ”昭和歌謡にのせて
   ~ 楽団ひとり さん (元第一勧銀支店長 海外拠点要職歴任)
アメイジング・グレイスから始まった冒頭のミニコンサート、ダニーボーイ、アベマリアなどなんとも言えない心地よいものでした。川田正子の歌った「里の秋」、きれいな童謡と思っていたが、戦争に出た父の帰りをただひたすら待ち続ける悲しみの歌であったと、目にうろこでした。
・軍隊を持たず、「平和」の先進国として、世界で唯一の非武装・永世中立を守り抜いている真の人権尊重国家、コスタリカを何度も訪れている楽団ひとりさん、活動の幅が実に広い。
・安倍首相が「2020年までに、憲法に自衛隊明記する」と述べているのに対し、自衛隊は憲法違反であり「2020年まで自衛隊を廃止する」という楽団ひとりさん、活動に裏打ちされた説得力が感じられる。
・戦争による女の哀しみを唄った「星の流れに」と淡谷のりこにまつわるエピソードも興味深く、橋幸夫の「潮来笠」ではつい一緒に口ずさんでしまった。

◆ 未来に広がる人々との繋がり
藤田哲治さん(全日空)
守屋真実さん(ドイツ語教師)
司会進行の青木静子さん(西武)
会場には、コスタリカの会、合唱団この灯、世田谷六町の会、人間講座、戦場体験を受け継ぐということ(高文研)著者の遠藤美幸さんなど、いろいろな分野からの参加がありました。それぞれの想いや願いを幅広いひとびとと共有し、その実現のために一歩踏み出していくことの大切さを実感することができた「宝となるつどい」となりました。(NK)


2019年1月20日日曜日

  九条の会事務局主催 学習会  「新防衛計画大綱と憲法第9条」
 政権が変われば、当然、防衛計画は変えられる

1月17日夜、東京文京区で「九条の会」主催の「新防衛大綱と憲法第9条」の講演会がありました。開会挨拶は事務局長の小森陽一さん、「12日に92歳で亡くなられた、会の呼びかけ人である梅原猛さん」の紹介がありました。
 講演は最初に大内要三さん「元朝日新聞編集委員・日本ジャーナリスト会議会員」による「防衛計画の大綱 改定の現実とは」。講演要旨は次の通りですが、最後に、平成30年大綱で日本のさらなる軍事大国化への道が10年先まで決まってしまったと嘆くことはない。民主党政権下で中期防が先延ばしされ、自公政権でまた大綱が替えられたことを思い出そう。政権が変われば、当然、防衛計画は変えられる,と締めくくりました。
       こちらをクリックしてください→大内要三氏講演会要旨

高田 健さん(九条の会事務局・総がかり行動共同代表)は「安倍政権との闘い」と題する講演の中で「臨時国会で自民党改憲案を提示させなかったのは私たちの勝利です。安倍は28日からの通常国会で国会発議をしたい。発議を阻止できれば参院選では3分の2は取らせない、国民投票をやっても過半数は取らせない。我々は参院選で負けるわけにはいかない。28日前に野党党首が参院選に向けての会合を開くと聞いている。市民連合と野党で、1人区の候補一本化を図り、最低目標として3分の1以上(改選41以上)の議席の獲得を目指して闘う。闘いなくして改憲発議は阻止できないし、闘えば阻止できる」と。
(新聞「損保のなかま」 岡本 敏則)

2018年11月26日月曜日

             損保9条の会 第15回講演会

憲法を知り、自立した市民として、それぞれが主体的に行動することー今を生きる者としての責任を果たし誇りを持つ
  ~伊藤 真さんの講演「日本国憲法の価値を考える」

11月23日(金・祝)午後2時から北区王子北とぴあにて、伊藤塾塾長、日弁連憲法問題対策本部副本部長、9条の会世話人、弁護士・伊藤 真さんにより開催されました。
 会場一杯の156名の参加、損保9条の会あいおいからも26名の方が駆け付けました。
● 戦争を知らない戦後生まれの初めての総理大臣、安倍首相が3選されました。立憲主議を軽視し議論しない。ウソとごまかしと開き直り、自分の発言に責任持たない。過去を改竄し未来を壊している。
● 安倍の改憲発言「自衛隊に誇りをもって任務遂行してもらうため」は災害救助のためではない。「国民の負託により自衛隊を憲法上の組織に格上げして米国のために血を流すことを厭わない組織」にすることにある。
● 7600人を超える原告、22の地裁、25件の提訴により闘っている安保法制違憲訴訟は、立憲主義と民主主義を取り戻す、司法の在り方を根底から問う、もの。同時に日本を再び戦争する国にしない「市民運動」の一環でもある。
● 憲法改正の際の国民投票制度について、59%が知らないと答えている。最低投票率の定めなし、運動期間が短い、運動のCM,資金などの規制がないなど現在の国民投票法は問題多く、国民に対して多元的な情報や意見が平等に与えられ、国民が熟慮するための十分な前提が確保されるまで改憲は決して許すべきではない。
● アメリカ海兵隊の新兵訓練の目的は、「人を殺せるようにする」ことにある。殺人を任務とする、人を殺せる人間に作られていく。アメリカ帰還兵の現実は、戦死者以上の自殺者、麻薬、犯罪、貧困に苦しむ。PTSD,うつ病に苦しみ続けている。
● 憲法9条1項2項を残しながら、新たに9条の2として「前条の規定は、我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な措置をとることを妨げず、そのための実力組織として…自衛隊を保持する」という自民党自衛隊明記案について、阿部首相は「今までと何も変わらない」と述べているが、ウソはいけない。
 先ず「後法(新法)優先の原則」により、9条が残されていても、追加された「9条の2」が優先され、9条に反することも許されることになる。「必要な措置」という曖昧な要件が無制限に拡大解釈される危険性がある。自衛隊が憲法上の組織に格上げされ、民主的正当性を背景に強い権威と独立性を持ちかねない。「国防」が憲法上、新たな「人権制約の根拠」になる。
● 自民党自衛隊明記案は、安保法(戦争法)違憲の疑いもなくして、世界で自由
に自衛隊を実質的な軍隊として使いたい、というのが本音。2015年安保法以後の、海外で「人を殺し、殺される」自衛隊を明記して9条2項を空文化することにある。憲法の非暴力平和主義の理想を捨て去ってしまってよいのか。自衛隊明記の後についての想像力が必要。
● 安保法制も含めて、これらはすべて、私たちの平和を願う人格権を侵害するものであり、戦争の危険を高める。日本はこれらと決別するために、憲法を制定して、平和な立憲民主国家を目指したはずではないか。憲法9条は、こうした事態に近づかないようにするための防護壁だったのではないか。今こそ戦争を阻止するためのあらゆる力の結集が必要。
● 日本国憲法の根本価値は憲法13条の個人の尊重と幸福追求権。一人ひとりを大切にすることと同時に多様性を受け入れて共生できる社会をめざす。
● 日本国憲法の基本原理は、立憲主義に立脚し、国民主権、基本的人権の尊重、恒久平和主義。すべての人々が個人として尊重されるために、最高法規としての憲法が、国家権力を制限し、人権保障をはかるという立憲主義の理念を基盤としている。
● 今、私たちに必要なこと。この国をどんな国にしたいのか、私たち自身が覚悟を決めること。国は与えられるものでなく、私たちが創り上げるもの。熱気に流されない冷静さを保つこと。憲法を知り、自立した市民として、それぞれ主体的に行動すること。おかしいことには、おかしいと気づいた者から委縮しないで声をあげること。(NK)



2018年10月5日金曜日

     ニュースレター「損保9条の会あいおい」第2号を発行しました

この臨時国会で、
    安倍9条改憲の論議・発議をさせない!
   3000万人署名をはじめ、市民と立憲野党の共闘で

9月20日の自由民主党総裁選で3選された安倍首相は同日の会見で、「憲法改正についてが最大の争点であった。自衛隊を明記する9条改正などを含む自民党案について公明党ととも調整し、国会への提出を目指す。結果が出た以上、大きな方針に向かって一致結束して進んでいかなければならない」旨表明しました。
 一方で安倍首相は9条改正の目的について「すべての自衛隊員が強い誇りを持って任務にまっとうできる環境を整える。自衛隊の任務や権限は何ら変わらない」などと何ら論理的でも合理的でもない説明を繰りかえし、国民に対する傲慢な姿勢を取り続けています。
 「平和であってこそ損害保険産業」を希求する私たちは、良識のある幅広い市民と立憲野党と力を合わせながら、新たな決意で、安倍首相の企てを阻止しましょう。
11月23日(金・祝)は損保9条の会第15回講演会です。講演は9条の会世話人・弁護士の伊藤 真さんによる、「日本国憲法の価値を考える」~立憲主義を回復し、新し政治を展望する~です。

■3000万人署名 損保9条の会で4000筆を超え
9条の会や全国市民アクションなどが提唱し、201798日にキックオフした「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名(3000万人署名)」は、53日に1350万筆を国会に提出し、3000万人目指して今なお継続中です。
 日本興亜、大成、損保ジャパン、東海日動、三井住友、富士、朝日など、損保9条の会としては、4258筆(9月28日現在)を達成しています。うち、あいおいはOBの方々を中心に534筆のご協力をいただいています
■ 9条改憲NO!巨大な世論の輪を 9条の会アピール
■ 自由民主党の憲法9条改憲案 ■ 憲法改正原案 国会提出・発議の流れ
■ 安保法制違憲訴訟 22の地方裁判所で
   
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        ニュースレター「損保9条の会あいおい」第2号